新選組屯所隣のマンション開発に反対 

京都、周辺住民「景観損なう」

幕末に新選組の屯所だった旧前川邸(京都市中京区)の隣接地で計画されているマンション開発により景観が損なわれるとして、周辺住民ら約500人が7日、市に開発許可の取り消しを求めて審査請求し、執行停止を申し立てた。市は「開発審査会で判断する」としている。

新選組が拠点とした旧前川邸は、幹部の山南敬助が切腹するなど歴史的な舞台になった。周辺には、新選組が武芸や大砲の訓練をした壬生寺や、同じく屯所として使われた八木邸など、ゆかりの史跡が多い。