在留外国人の再入国拡大 駐在員ら対象

在留外国人の再入国

 政府は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策の中で例外的に認めている在留外国人の再入国について、近く対象を外国企業の駐在員や教育関係者まで拡大する。複数の政府関係者が13日、明らかにした。再入国時のPCR検査などが条件。人道的配慮のほか、経済活動の回復につなげる狙いもあるとみられ、週内に正式決定する方向だ。

 現在、政府が入国拒否の対象とした国・地域に出ていった在留外国人は、日本に家族が滞在していても再入国は認められていない。海外の医療機関での治療、外国の裁判所からの出頭要請など「特段の事情」がある場合に限り再入国を認められるが、極めて限定的だ。